みすみの花が開くとき
「いいけど」


その声は、心に反して冷めていた。


今、僕、赤いんだろうなぁ。


ケータイを取り出す。


「じゃあ、三年間、よろしくお願いします」


あ、部活一緒だから、とりあえず聞いとこうって事か。

ぬか喜びしすぎだろ、僕。

恥ずかしい。


「よろしく」


…まぁ、前進?

と、思っておこう。

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