伝えたぃ想い
そんな...
そのまま力なく
地面に座り込んだ。
「葵!?」
大和が必死に私の名前を
呼んでいたケド
全然反応できなかった。
私...ホントにバカだ...
勝手に嫌われたとか
冷たくされたとか思い込んで、
雅人の気持ち全然考えてなかった。
この前のデートの時
場所変更したのも
時間に遅れてきたのも全部...
体が痛かったからなんだね?
それでも私に会うために..
無理して来て....
それなのに私は
自分だけ辛いって
思ってて...
雅人の方が辛いはずなのに...
「ごめ..ん..ごめんね...雅人ぉ...」
隣で大和に支えられながら
何度も何度も繰り返した。
大和には鳴咽で何を言っているのか
分からなかったかもしれないけど
ただ
「ごめんね」
と繰り返していた。