伝えたぃ想い
バタン!!
「葵!!」
すごい勢いでドアを開けて
なみが入って来た。
「あ,なみー。どしたの?」
「どしたのじゃないよ...」
すごい息があらい。
秋なのにシャツも汗でびちょびちょ。
「私なら大丈夫だよ?」
「大丈夫じゃないでしょ!?!?
もぅ..無理しなくていぃから。
よく頑張ったね,葵。
辛かったでしょ?」
そう言ってなみは
私を抱きしめてくれた。
すごく暖かくて..
雅人の温もりを思い出した。
「ふぇ..うッ..っ..」
平気なんかじゃないよ。
大丈夫なんかじゃないよ。
「別れたくなぃよぉ...っ
ずっ..と、傍にいたかったよぉ...」
まだ誕生日祝ってもらってなぃ。
サッカーの試合だって見てないよ?
まだまだたくさんやり残したコトあるのに..
いなくならなぃで...