伝えたぃ想い
「わかんねぇ..」
葵の家からの帰り道
なみと手を繋いで歩きながら
ボソッとつぶやいた。
「葵の決断のコト?」
「ぅん。だって...
愛し合ってんのになんで離ればなれにならなきゃいかんのだ??」
「愛し合ってるからこそ
離れたんじゃないのかなぁ?」
なみの言葉
なんとなく分かる気がしたケド
でもやっぱり..
「俺はあいつら2人
傍にいて幸せになってほしいなぁ..」
「それは私も一緒。」
「うん..
あー..さみいなぁ..」
俺はなみの肩を引き寄せて歩いた。
冬の風は
今の葵と雅人には
冷たすぎるよ..