伝えたぃ想い

少しでも
明るく振る舞いながら
タオルを取りに行こうとした。



「お前すごぃよ」



「ぇ?」


「寂しいんだろ?ホントゎ。
なのに神崎さんていつも笑顔だから。俺がもし神崎さんの立場なら明るく振る舞えね-よ。」


そんなコト初めて言われた。

いつも
明るくしてなきゃって
思ってた。

頼れる人なんて
いないから
自分がしっかりしなきゃって。



でもホントはね,
寂しかったの。


だから彼氏だって
たくさん作って...


「――...」


「神崎さん!?」


気付いたら涙が
こぼれてた。

ママとパパが
いなくなっちゃってから
枯れてた涙。




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