伝えたぃ想い
私はかまわず続ける。
「小学3年のころだった。
私の誕生日の..ケーキ..
買い..に行ってくれ..て..」
また涙が溢れる。
「私のせぃなの...ッ!
私が..誕生日だったから..」
それ以来私は
誕生日を祝うコトなんて
しなかった。
友達にだって
誕生日を教えなかったの。
「誕生日なんて大っ嫌い。」
「神崎さんの誕生日っていつ?」
「...」
私は黙って首を振った。
「..いつか言えるよぅになったら教えてょ。
俺,思うんだけど,お前の両親は誕生日のお祝いしてやりたいって今でも思ってんじゃなぃか?
でもできなくて...
悲しんでると思う。
だから俺が祝ってやるょ。
お前の両親の分まで。な?」