伝えたぃ想い


日曜日。


雅人は少し遅れて私の家に来た。
デートは必ず10分前に来てたのに..
なんだか少し寂しくなってしまった。





でも,しょうがないよね!?
デートなんだから
楽しまなきゃ!!



「お茶持ってくるね!」



「さんきゅ--。」



お茶を飲みながらソファーに
もたれて約束通りDVDを見た。


でもなんだか
雅人は上の空で悲しそうな顔。



どうしたんだろぅ..?









「雅人..どうしたの??」


DVDが終わってから聞いてみた。





「なんでもねぇよ。」



少し笑ってキスしてくれた。

それだけで安心しちゃったんだ...









雅人は私を床に座らせて
後ろから包み込むように
優しく抱きしめてくれた。

ずっとずっと...


その抱擁の意味はその時はまだ
分からなかったケド、
震えてるよぅに感じたのは
私の勘違いかな?















「雅人大好き」



「俺も好き。」












その日は玄関で
バイバイのキスをしてお別れした。



これが
絶対忘れられない大切なキスになる...




< 94 / 129 >

この作品をシェア

pagetop