君との距離は1メートル 【完】
お互いは敵同士でも心に嘘はつけない。
お姫様は王子様に告白をしてめでたく両思い。
でも…
やっと森から戻れた二人はそれぞれの国に帰ろうとした。
やっと両思いになれたのにまた離れることになってしまう。
王子様はこのまま2人でいようとお姫様に提案するが自分の国を忘れられないお姫様は拒否してしまった。
王子様は何度も頼むがお姫様は決してうんとは言わなかった。
そして、ついに離れ離れになってしまった。
どうして、お姫様はうんと言わなかったんだろう?
自分から告白までしたのに。
国がそんなに大事だったのかな?
その後、王子様はあの時のお姫様ではない他の国のお姫様と結婚をした。
お姫様は、というとなぜか王子様と結婚したお姫様とお喋りをしているというシーンになっている。
『あなたは私の親友だもの。私の1番大切な人よ。
あなたがあの人のこと好きな事は分かっていたから攻撃するのは気が引けたわ。
でも良かった。あなたとあの王子が結ばれて』
このお姫様は…、親友の好きな人を一時は殺そうとしていたの?
そして
分かっていて好きになったの?
そして…
親友のために初めての恋を諦めたの…?
お姫様は孤独だった。でも、その親友のおかげで人に心を開くことが出来たようだ。
その親友を思いすぎて一時は王子様を憎み、敵国だからという理由を良いように親友の好きな人を殺そうとしたらしい。
でも、その人を好きになってしまいしまいきれなくなった想いを伝えて両思いになれたけど、親友を思うと一緒にいる事は出来なかった。
後からこのお姫様の回想になっている。