君との距離は1メートル 【完】
ライバル 杏奈side
ーー私は伝えなきゃいけないことがある。
朝の目覚めは良かった。
きっといつもモヤモヤしてた謎が解けたからだろう。
まずは奏子に聞いてもらおうかな…。
そう考えながら制服に着替える。
光君への気持ち。好きなんだって気付いたけど、愛巳を思うと素直に自分にそう言えない。
心のどこかでダメなんだって言ってる自分がいて認めるのが辛い。
「おはよー」
リビングに行くと朝食が用意されていた。
「あら、おはよう」