君との距離は1メートル 【完】





「いってきまーーす!」




バタンっ!と乱暴にドアを閉めて外に飛び出す。





「あ」




「おはよう、杏奈」




隣の家から光君が出てくるのが見えた。


今朝からお母さんとあんな話ししてたからなんか顏を合わせずらいな〜…なんて。


「お、おはよう」



ぎこちなさMAXだけど光君はちっとも不思議そうな顔はしない。




「もうすぐそっちの文化祭あるよね?」





怪しまれる前に適当に話題を出す。




「そー!今週の日曜やるから来てね」



「うん!」






それだけ話して私達はお互い学校に向かった。




ふー!なんか緊張しちゃう。




それは今朝の話のせい?



それとも恋のドキドキのせい?

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