君との距離は1メートル 【完】
「そう!愛巳が光君にクリスマスの日に告白します!」
「…へ?」
奏子の堂々とした突然の宣言に間抜けな声しか出せなかった。
「も、もう!奏子声でかい!!」
しーっと人差し指を立てて口に当てる愛巳がまた焦って奏子の口を手でふさぐ。
「っぷは!だからクリスマスは愛巳のために何か計画練ろうと思って!」
愛巳の手を離して奏子は続けて言う。
「そ…そーだね!どーしよっかねー?!」
私、うまく笑えてる…?
突然すぎて頭ついてけない。
クリスマスまでまだ一カ月あるよ?
いや、
一カ月しかないんだよ…。