君との距離は1メートル 【完】





それになんて思う?



怒る?悲しむ?





私は最初から友達に好きな人がいるのにその好きな人を好きになっちゃったんだ。







「…光君の事?」











「……え?」









驚きのあまりそれしか口に出せなかった。



うん、とも言えなかった。


優しい目で見る奏子の瞳には


確信、 という言葉が見える気がした。






「やっぱりね。杏奈の今日の反応だってあんまり喜んでなさそうだったし」





えっ?!うそっ!私、ちゃんと笑えてなかったってこと?!




「そ、そんなことない!愛巳の応援ちゃんとするって決めてる!」



私達は立ち止まり、向かい合って話す。





「…どっか、座れるとこではなそうよ」



「うん…」





奏子の提案により私は自分の家に奏子をよんだ。



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