君との距離は1メートル 【完】
うわぁあ!!
なんて恥ずかしいことしてるんだろう。
「はい、とれた」
光君はふっと笑ってお皿をもどしに行ってしまった。
ドキドキしすぎてお皿が滑りそう…。
「よーし終わったー!」
「お疲れ様!光くん」
お皿が片付け終わってふと時計を見ると夜8時を回っていた。
「私の部屋に行ってて!ちょっとお茶飲むでしょ?」
「あ、うん。ありがとう」
我が家お気に入りのクッキーを出しちゃお〜っと!
器にクッキーを並べてココアを入れた。
冷めないように早く行かなきゃ。
「クッキーとココアでいいー?」
ガチャっとドアを開けて声をかけるけど、そこには光君の姿は無かった。