君との距離は1メートル 【完】




「とりあえず、今日はぱーっと遊ぼうぜ!」






誠はうーんと伸びをして言った。





「でも部活もあるし…」





「は?おまえ、テスト一週間前だぞ?部活ねーよ」






え?!あ!そうだった!!すっかり忘れてた!!






「まぁ、それならいっか」




「そうこなくっちゃな」





ヒヒ、と歯を見せて誠は笑った。
















それから俺たちはゲームしたり、公園で遊んだりして夕方まで過ごした。





「じゃーな!」





「おう!頑張れよ〜」






午後5時半頃、誠と別れて家に帰って行く。








「あ、あれ?」





家まであとちょっとのとこで足を止めた。




「誰…?」




家のドアの近くに誰かいる。


そっと電信柱に隠れて家の方を見てみる。




あ、あれは…。





正体が分かって俺は電信柱から身を隠すのをやめてそっちに近づいた。




「愛巳!!どうした??」





「光…」




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