君との距離は1メートル 【完】




「杏奈、よく聞いて」



真剣な声でそう切り出した誠。



周りのガヤガヤした音も聞こえなくなるような


張り詰めた空気が私達二人を包み込む。







「な…に?」




ドクン、ドクン…と鼓動が大きくなる。







「杏奈」





震える声でもう一度呼ばれた。



























「好きです」








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