君との距離は1メートル 【完】
女の子に恋?
まさかと思った。
けど、杏奈が光君を想っていると思うと胸が苦しくなるの。
辛いの。悲しいの。杏奈の1番が私なら…
なんて思ってしまう。
この気持ちはなに?
と言ったら、それは恋なんだって
気が付いたのは文化祭位からだったかな。
いや、でも、もっと前からな気もする。
いつから好きになったなんていくら自分に聞いても答えは出なかった。
「奏子?!」
突然杏奈の顔が目の前に来てどアップで映った。
「きゃっ!」
思わず身を引いて一歩距離をとる。
び…びっくりした!!
て言うか、近かった…!
「な、なに?」
まだドキドキとなる心臓を必死に落ち着かせながら言う。