君との距離は1メートル 【完】



「池田君ってやっぱりモテるんだ〜」


納得するな、と思ってボソッと呟くと奏子がえっ!!とこちらを向いて声を発した。


「まさか、もう好きになっちゃったわけないよねぇ?!」


「まさか!!それはないよ」


急に恋バナに発展して、しかも奏子の質問に驚きすぎてだいぶ大きい声で否定してしまった。


通行人の人も何事かとこっちをみてたし…


「よかった〜〜〜〜」


奏子は私が全力で否定したのを見て凄くホッとしたようだ。


なんでそんなに安心しきってるの…?


もしかして、奏子は光君のことが好きなの?!


でも、あり得る話だよね?だって光君の事かっこいいっていってたし。
私が隣の家だからって心配になったのかな?


私はありとあらゆる可能性を考えて1人で首をひねらせていた。


「奏子、もしかしてだけど光君のー」


光君の事好きなの?と聞こうとした時


奏子がまた驚く事をいった。


「ね、奏子、もう一回いって?」


「は?いいけど」


奏子は聞こえなかったの?とめんどくさげにもう一回同じことを私に言ってくれた。








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