君との距離は1メートル 【完】
窓を閉めてカーテンも しっかりしめる。
明日から毎日お喋り。こんなに仲のいい友達が出来るなんて思ってもいなかった。
嬉しい。引っ越してきて初めての約束。
嬉しさに浸っていると、ケータイがピロンと鳴った。
誰…?
画面には愛巳からのメッセージが表示されていた。
すぐに開いてみる。
『杏奈、起きてる?』
『起きてるよ!』
私は直ぐに返事をすると、またすぐに
『電話しても大丈夫?』
ときた。何か急ぎの用事かな…?
『いいよ!』
私はそう打って愛巳からの返事を待つ。
すると画面が愛巳からの着信に変わった。
応答、の方を押してケータイを耳にあてる。