不良恋愛
桜風
プロローグ
夜、街に響く爆音を小さい頃から聞いてきた。
行き場のない私にはいつしかそれが心地よく感じていて
うるさいし
はた迷惑だし
いけないことだよね
私たちはそれでしか居場所がない
迷惑かけてごめんなさい
青春っていう人生の一ページを
わたしの好きな色にさせてください
他のひととは違う色に
友達のために
仲間のために
大人になるまで許してください。
それが
私の
青春だから…!