不良恋愛


その時、佐月のスマホがなる。

ちなみに、何故かベートーベンの喜びの歌。

さ「ごめん。出てもいい?

お兄ちゃんから。」

り「もち。どーぞ。」

さ「ありがと!


はーい、お兄ちゃん?

佐月だけど。

え、なに?いまどこに居るって。

叔父さんの喫茶店。

えっ、うっそ。

そうなの??わたしも友達といるよ。

どんな子って?

わたしと同類。

やんちゃですよ♪


うん、わかった。じゃ、後でね!」


ピッ


り「お兄ちゃん、なんだって?」

友達、とか聞こえたけど。

さ「お兄ちゃんが喫茶店来るの。その時に友達もいるから会うかーって。」

り「暴走族、の人?」

さ「うん。

お兄ちゃん、暴走族のメンバーだから。

凛、嫌だった?」

り「全然。

わたしだって従兄弟、暴走族だし。

佐月のお兄ちゃんにもあってみたい。」

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