不良恋愛
竜也「おう。久しぶりだな。お前ら。」
ホイとテーブルにポテトをおいて話しかける。
カイ「竜也さん。
このポテトって奢りですか?」
竜也「チッ。しゃーねぇ。俺の奢りだ。沢山食べとけよ。」
佐月「わー!!ありがとう。」
り「いただきまーす!」
大盛りのポテトは細くて塩がきいてて暑い夏にはぴったりだ。
一輝「あー、やっぱり竜也さんのポテトは世界一ですね。」
竜也「相変わらず口が達者だな。」
一輝「ほんとですよ。」
順「おまえ、そうやって佐月を口説いたんだろ!?
佐月、こんな口先男‥‥‥‥!!」
一輝「順はいっかい三途の川でもみとけば?」
強烈な手刀を頭にうけ失神寸前になる順さん。
さ「一輝、お見事!」
り「こわ‥‥‥‥。佐月、すごいオーラがでてるよ?」
さ「だってお兄ちゃん一輝のこと認めないんだよ。うんざり。」
り「まぁ、そうだよね。」
カイ「にしてもさぁ、凛ちゃん俺らとつるんでていいの?一応、族だよ?」
り「いいんです。
家にはいたくないから。」
カイ「え?」
り「居場所がないから。家に。
お母さんは変になっちゃうしお父さんはどっか行ってるし。」
カイ「へ~。荒れてるってことか。俺も一緒。」
一輝「桜風はみーんなそんな感じだよ。ま、楽しくワイワイが第一だけどいつの間にか強ぇ族になっちゃったっていうか。」
さ「ねぇ、きょうは倉庫いかないの?
凛も連れてっちゃだめ?」
り「倉庫って?」
さ「桜風の拠点。
総長のカイくんが認めた人とメンバーしか入れないの。」
一輝「どう?来たい?
カイも凛ちゃん気に入ったみたいだし。」
り「へ?」
一輝「家庭の諸事情で荒れてる子って同情しちゃうんだよ。俺もカイも。
あと、凛ちゃん美人だしね。」
り「なんですか!?それ。最後、すごいたらし文句ですよね。」
一輝「あはは。ほんとの事だよ。」
カイ「凛ちゃんが来たいなら。」
り「いいんですか?」
カイ「あぁ。来いよ。」
さ「やった!!凛と倉庫いける!」