不良恋愛
というわけで
海龍を出たんだけどどうすればいいの?
さつきは一輝さんのバイクの後ろだし‥。
カイ「りんちゃん!」
り「はい!?」
カイ「後ろ、乗んなよ。」
り「え?いいんですか!?」
カイ「うん。」
総長のバイクの後ろなんて‥‥‥。
いいの!?本当に!
ら「う、失礼しまーす。」
遠慮がちにバイクの後ろにまたがって座る部分につかまる。
カイ「あ、俺の腰に捕まんないと落ちるよ。」
ら「は、はい‥。」
緊張、してます。
カイ「おっし!
行くぞ!!」
___ブォンッッ‥
耳をつんざく爆音と共に猛スピードで発車する。
これは落ちても仕方ないよね。
いつもなら眺められる海もなにがなんだか分からない内に通りすぎる。
さ「りーーーんーっ!!
どうーーー!?
バイクはーー!?」
後ろから話かけられる。
さつきめ‥。
慣れてるからって、話しかけないでよ!
緊張してるんだから!
ら「それどころじゃないよーーーっ!」
ふふっと後ろで笑われた気がする。
でも、フルシカト。
カイ「りんちゃん、もうすぐだから。」
ら「了解です!」