不良恋愛


風をつっきてバイクの音を聞いてるといままでのことも全部忘れられる気がする


家のことも、

学校のことも。

全部。

なんか、ハマりそう。

り「カイさん、バイク良いですね!」

風にあがらいながら話しかけてみる。

カイ「そうか?

女はみんな嫌がる。」

女はみんな嫌がる、か。

何度も私の座ってる此処に女の人がすわってたんだろーな。

きっと、すんごい美人の。

って、なに考えてんの!?

わたしは、今日出会っただだの知り合いなのに。






カイ「着いた。」

いつのまにかうとうとしてたみたいで気づいたときには倉庫とやらに着いていた。

り「へっ!うそ、寝てました?」

カイ「あぁ。ぐっすり。」

り「ごめんなさい!」

カイ「いやいや、ちょっとよだれがついただけだからさ。」

り「え!!!

クリーニングしますから!

本当にごめんなさい!」

カイ「___ふっ!

あははは!」

り「えっ!?」

カイ「ごめんごめん。

嘘だよ、嘘。」

り「えーっ!!

ひどいですよ!!カイさん!!」

カイ「面白い娘だなって思ってさ。」


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