不良恋愛




り「あっつ〜!

もう、佐月が走るから汗だくだー!」


さ「へっへっへっ、テンション上がっちゃった!!涼んでコーラでも飲もう。」


り「そうだね。」


プシュッ


という気持ちの良い音と共に缶コーラを開け、冷房が適度に効いている部屋の椅子で涼む。


り「カイとか一輝きてないのかな?」

さ「どうだろう?

寝てるんじゃない?」


り「え〜お昼だよ、もう。」


でも周回とか喧嘩とか族の世界は夜に基本的に活動してるから

疲れて寝てても仕方ないよね。


さ「一輝起こしてくるから、りんはカイさん起こして来て?」

り「はーい。」


一回、部屋の場所を教えてもらったんだけど中には入った事はない。

ちょっと緊張するな…。


コンコン


り「あの、カイ?お昼だよ。起きてる?」

しーん

となにも応答がない。

これは、入んなきゃか??


り「失礼します。」

まるで、泥棒に入るみたいにそろりと静かにはいる。


入ったそこはシックに統一されていたいかにもカイらしい部屋。

そんなに大きくは無いけど最低限生活はできる。

り「綺麗に片付けてる。」

整理整頓された部屋は私でも見習わなきゃって思うぐらい。

窓側に置かれたベット。

そこには案の定カイが寝ている。


よっぽど疲れていたのか着替えずにそのまんま。

り「カイ!!お昼だよ。」







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