お兄ちゃんに恋をしたけど…
『ねぇ、やっぱり言わなきゃ…』

ある二人が、こっちを見てはなしている。

あの二人が、私に用事にあることがあからさまに分かる。

こういう時って、私が行かなきゃいけなんだよなぁ…

『はぁ』

私はため息をついて、椅子から立った。

その行動に、二人はビクッとする。

『なに?用があるなら言ってくれなきゃわかんないんだけど。』

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