悠久を秘めた此の歌を、君達の為に私は唄う
貴方の歌

真っ暗な部屋で私は目覚めた。

「何処?」

返事はない。

「私は……何?」

矢張り、返事はない。

まだ【出来た】ばかりの私は泣く術も知らず、暗闇の中でただひたすらに変化を待った。

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