悠久を秘めた此の歌を、君達の為に私は唄う

「フレイも、機能が停止するの?」
「あぁ。そうだよ」
「私には、フレイのメンテナンスはできないの?」
「人間にはね、ソフィアのようなメンテナンスはできないんだよ」

優しく笑うフレイの瞳は、あの日から何も変わってはいなかった。

「もし僕が死んだら、ここを出て好きに暮らすといい」
「どうして?」
「君は人間と触れあう為に色々な勉強をしてきた。そうだろ?」
「でも私、まだ覚えていない事もあるわ」
「それはこれから覚えていけばいいさ。今までのようにね」


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