悠久を秘めた此の歌を、君達の為に私は唄う

家が燃えてしまった彼らを私の家に案内した。


家の中を案内しながら、私は少しずつフレイとの生活を彼に語る。

私はフレイに創られた兵器であること。

フレイと様々な勉強をしたこと。

そして、フレイが死んだこと。



大方を語り終えて居間のソファーに腰掛けた時、彼はぽつりと呟いた。


「僕は、ずっと父を恨んでいたんです」


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