悠久を秘めた此の歌を、君達の為に私は唄う

父が私のメンテナンスをし、その様子を見て育った息子が私を直すようになる。

そのおかげで、私は幾度危険を犯しても壊れる事無く生活していた。




「えー、ソフィア行っちゃうのー？」

「ごめんなさい。でもすぐに戻ってくるわ。貴方のお父様は仕事が早いもの」



フレイから数えて丁度120番目に当たる少女・ウルドの頭を撫でながら、私はいつもの堅いベッドへと向かう。