悠久を秘めた此の歌を、君達の為に私は唄う

「ヒトガタの、ヘイキ?」

頭に辞書を持ち合わせない私は、フレイの言う単語を繰り返す事しかできなかった。

「まだ、わからない事ばかりだろうね。だから、今日から僕が君の教育係だ」
「キョウイクガカリ……」
「そう。僕と一緒に、色々なお勉強をしよう」

そうして、私とフレイの【お勉強】の日々が始まった。


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