悠久を秘めた此の歌を、君達の為に私は唄う
フレイの話だと、【セカイ】が【センソウ】をしていたから、その為の【サイシュウシュダン】として私は創られた。
けれど私が目覚める少し前に戦争は終わり、世界は私のような兵器を【ヒツヨウ】としなくなった。
だから私は、今こうしてのんびりとお勉強をしていられるらしい。
「流石ソフィア、飲み込みが早いね」
私が新しい言葉を覚える度に、フレイはそう言って優しく笑う。
「戦う必要がないなら、君は至って普通の少女として過ごすべきだ」
【フツウ】の【ショウジョ】として必要なものを、彼は【イチテラ】の【ヨウリョウ】があるという私の頭に刻み続けた。