戦乙女と紅~東西動乱の章~
第五章 戦乙女にそよぐ風
大剣を手に、私は皇帝へと歩み寄る。
皇帝は腰の剣…カタナも抜かずに腕組みしたまま。
相変わらずの態度だ。
「参る!」
私は容赦なく攻撃へと転じた!
皇帝目掛け、剣を振り下ろす!
しかしその刃は。
「!」
ギィンッ、という音と共に弾かれた。
無論、皇帝の『イアイ』によって。
「紅との戦いを見てはいなかったのか?」
笑みを浮かべる皇帝。
「……」
私は二歩三歩と後ずさった。
速い。
こうして自ら対峙すると、皇帝のイアイは視認できぬほどの速さだった。
…紅がこのイアイに苦戦したというのも頷ける。
が、この技の対処法は既に彼が示してくれた。
「行くぞ!」
怯む事なく、私は第二撃を皇帝に繰り出した!!
皇帝は腰の剣…カタナも抜かずに腕組みしたまま。
相変わらずの態度だ。
「参る!」
私は容赦なく攻撃へと転じた!
皇帝目掛け、剣を振り下ろす!
しかしその刃は。
「!」
ギィンッ、という音と共に弾かれた。
無論、皇帝の『イアイ』によって。
「紅との戦いを見てはいなかったのか?」
笑みを浮かべる皇帝。
「……」
私は二歩三歩と後ずさった。
速い。
こうして自ら対峙すると、皇帝のイアイは視認できぬほどの速さだった。
…紅がこのイアイに苦戦したというのも頷ける。
が、この技の対処法は既に彼が示してくれた。
「行くぞ!」
怯む事なく、私は第二撃を皇帝に繰り出した!!