自動車学校の夏
 そんなこんなで遅れつつも外周をまわる練習をはじめた。
昨Θはほんとにエンジンをかけて、ゆっくりアクセルを踏まないで(アタシはオートマ限定)、行くのが精一杯だったけれど、少しハンドルをきるのが遅いと注意されはしたものの、少しだけアクセルを踏んですすめるようになった。



「では、えーっとですね、今Θは、2回目ですので、左まわりの練習もしてみましょう。」

3周ほどしたら、小内先生がそう言った。

「はい、わかりました。」



「じゃぁ、えーっとぉ…次のコーナー曲がって次の角で右に曲がりましょう。」

「わかりました。」


次のコーナー…
よし、曲がれた。

で…次の角は…













    ■  ■ ■
    ■  ■ ■
 ■■■■■■■
    ■   ■
   ■   ■
   ■  ■ ■
  ■   ■




  ■■■  ■
       ■
      ■
  ■■■■









いきなり、ほんまに激しい急ブレーキがかかり、喉が一瞬、シートベルトでオエッってなった。
< 18 / 51 >

この作品をシェア

pagetop