自動車学校の夏
 ロビーに戻ると、大阪の二人がソファに座り、喋っていた。



「あ! なつみちゃん! どやった? 小内さん(笑」
アタシを見つけて、ニタニタしながらそう言ってきた。


「あーん、もぅ! 今、2人が言ってた意味がめっちゃわかるし。なにあの先生。。。シートふんふんいいながら調節してさぁ(´Å`)」
思わずグチがこぼれる。


「あはははッ! やっぱそう思うねんな!」
「やばない? あのセンセ。謙虚すぎやろ?(笑 過去に何があったん?って感じじゃね?」


「確かにっ。今までに生徒にイジメられたんですか?ってくらいに謙虚やんなぁ」
と2人にまけじとボロくそに言ってみた。




すると、ひとりの子が、

「あ、もう少しで時間や。次、何?」
と聞いてきた。


「次? 座学やよー。」
座学かぁ…。たしかのぞみも一緒だったはず。



「そういえば、のぞみちゃんおらへんくない? のぞみちゃんも一緒なんちゃう?」
「寝とったりして(笑」
「でも、そろそろ寮から出んとやばいやろ?」










Σ( ̄□ ̄|i|)!!
のぞみ、まさか…


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