自動車学校の夏
「でもなあ…。ほんとに上手いうどん屋って山奥にあるからなあ…。」
とかいいつつ、美樹さんはアタシたちをうどん屋に連れてってくれた。
“山下うどん”
「ねぇねぇ、時間早いけど、大丈夫?」
時計をみるとまだ11時。
「少し早いですけど、アタシら朝ご飯全然食べてなぃので、大丈夫ですよ。」
それにしても、すごぃ人だ。まだ11時だというのに、駐車場はいっぱいだ。
「いらっしゃいませー!」
活気のある店内。ふと店の入り口のそばにおいそうな赤味噌仕立てのおでんに目がいった。
「美樹さん、なんでおでんあるの?」
「ん? 香川のうどん屋さんはたいていおでんがあるんよ。」
平然という美樹さんのとなりで「???」となるアタシとのぞみ。
「美樹さん、何がいいかな?」
メニューを観てもあまりピンとこなくて、美樹さんに決めてもらうことにした。
「美樹さん。おでんってどうやって頼むの?」
アタシは、さっきからおでんが気になっててしょうがなかった。
「普通に自分でとってこればいいんだよ。」
そうなんだ…。
「ぶっかけ3つで。」アタシとのぞみがおでんをあさって席に戻ると、美樹さんが頼んでくれたところだった。
「冷たいのと温かいのどちらにされますか?」
「冷たいので。」
暑いもん、と思ってそう答えるアタシとのぞみ。
「こちらのやかんはお茶が入っております。こちらは冷たいつゆが入ったやかんになります。こちらには温かいつゆが入っております。」
店員さんが駆け足でそう言った。
「つゆってやかんに入っとるんや…」
ボソッと呟くのぞみ。
確かに、チョット違和感あるかも。
「お待たせしましたー。ぶっかけ3つですー!」
店員のおばちゃんが威勢よくうどんを持ってきた。
美樹さんがはい、と渡してくれた薬味をかけ、ひと口。
「うまっΣ( ̄□ ̄|i|)!!」
顔を見合わせるアタシとのぞみ。
つるつると喉ごしのよい麺は食べやすく、するすると入っていった。
とかいいつつ、美樹さんはアタシたちをうどん屋に連れてってくれた。
“山下うどん”
「ねぇねぇ、時間早いけど、大丈夫?」
時計をみるとまだ11時。
「少し早いですけど、アタシら朝ご飯全然食べてなぃので、大丈夫ですよ。」
それにしても、すごぃ人だ。まだ11時だというのに、駐車場はいっぱいだ。
「いらっしゃいませー!」
活気のある店内。ふと店の入り口のそばにおいそうな赤味噌仕立てのおでんに目がいった。
「美樹さん、なんでおでんあるの?」
「ん? 香川のうどん屋さんはたいていおでんがあるんよ。」
平然という美樹さんのとなりで「???」となるアタシとのぞみ。
「美樹さん、何がいいかな?」
メニューを観てもあまりピンとこなくて、美樹さんに決めてもらうことにした。
「美樹さん。おでんってどうやって頼むの?」
アタシは、さっきからおでんが気になっててしょうがなかった。
「普通に自分でとってこればいいんだよ。」
そうなんだ…。
「ぶっかけ3つで。」アタシとのぞみがおでんをあさって席に戻ると、美樹さんが頼んでくれたところだった。
「冷たいのと温かいのどちらにされますか?」
「冷たいので。」
暑いもん、と思ってそう答えるアタシとのぞみ。
「こちらのやかんはお茶が入っております。こちらは冷たいつゆが入ったやかんになります。こちらには温かいつゆが入っております。」
店員さんが駆け足でそう言った。
「つゆってやかんに入っとるんや…」
ボソッと呟くのぞみ。
確かに、チョット違和感あるかも。
「お待たせしましたー。ぶっかけ3つですー!」
店員のおばちゃんが威勢よくうどんを持ってきた。
美樹さんがはい、と渡してくれた薬味をかけ、ひと口。
「うまっΣ( ̄□ ̄|i|)!!」
顔を見合わせるアタシとのぞみ。
つるつると喉ごしのよい麺は食べやすく、するすると入っていった。