自動車学校の夏
車を降りると、Mr.オクレが荷物を降ろすのを手伝ってくれた。

「こちら、部屋の鍵になります。あと、これが、寮に入るためのカードキーになります。30分したら、学校に来て下さいね。」
と言ってMr.オクレは去っていった。



 寮に入ると、3人台所とリビングを兼ねたスペースにいた。


 見た目もなかなか新しかったが、中もなかなかキレイだ。



「コンニチワぁー」
最初に話かけてきたのは、40歳くらいの女の人。
あれ? 自動車学校…だし、若い子ばっかりだと思ってたけど?


「アタシ、みんなにママって呼ばれてるのぉ。よろしくー。」
しかもやたらテンションが高いし、何だか…外国の人みたい?


「アタシ、韓国人だから、チョット日本語下手だけど、ゆるしてェ」

あら、そうなの(*^_^*)


「なつみです。よろしく。」
「のぞみです。よろしくお願いします。」
「とりあえず、荷物置いてきます。」




2階に上がって、自分たちの部屋に入った。可愛いベッドとそれなりの机、ユニットバスがついている。


「なかなかいいね☆」とアタシが言うと、

「うん…」
といいながらのぞみはエアコンの電源をつけていた。
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