【短】あの人と私~赤ずきんの恋~
ピンク色に染まった肌が、あの人を感じていると知らせているようで恥ずかしい。


あの人は、そんな私を熱い眼差しで見ていた。



「いや‥人が来るよ…」


「みんな文化祭の準備でこんな所に来ないよ。
他にやめなきゃいけない理由でもある?」


「だめだよ…あなたは生徒‥だよ…」


「そんなふうに思ってないくせに」




嘘をつく私の唇は、あの人の唇に塞がれ


私はもう嘘をつけなくなった。





私の体が素直に反応してしまう…




あの人を感じで体がビクッとする。




私の小さな膨らみが、あの人の大きな手に包まれる。


私の鼓動を確かめるように、優しく触れるあの人…。





「あっ‥」


あの人の指先が私の中に入り、


静かだった図書室にいやらしい音をたてた。





恥ずかしい…


そう思って縮めた私の体を開かせるように、

あの人の指先が激しく動く。



「あ‥ん…」




あの人の意地悪な指が、私の声まで素直にさせてしまう。


熱い眼差しに包まれながら、私は何度も体をビクッとさせた。






そして私は



あの人に全てを委ねた。






心も



体も





全てを……。














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