【短】あの人と私～赤ずきんの恋～
「元気だった？」


「うん…」


「一段と綺麗になったね」


「そんなことないよ…」



何もなかったように優しく声をかけてくる梅原君に、私は戸惑った。



しばらくして、みんなでカラオケに行くことになり、

私はそのまま帰ろうとしたけどみんなに止められて一緒にカラオケに行った。




部屋に入る前にトイレに行っておこうと思い、私は部屋の番号を聞いてトイレに行った。



そしてトイレから出ると、梅原君が私を待っていた。





「あのさ、これから二人で抜けない？」


「え…？」


「懐かしい話、二人でしたいから」


「私は…したくない」




私は梅原君との思い出を消したいくらい苦しんだ。


梅原君は、私にとって初めての人だったから…。





梅原君の視線を無視して部屋に行こうとした時、

私の腕を梅原君が強引に引っ張った。




「痛っ！！」


私は梅原君に、使用してないカラオケルームに投げ込まれた。











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