【短】あの人と私~赤ずきんの恋~
私の告白を聞いたあの人が、私を抱き締めてくれた。
私はあの人の胸の中で、温かいぬくもりに包まれる。
ずっと、ずっと愛しかった温もりに…。
「なんだよ…俺、あんたに嫌われてると思ってた」
「嫌いじゃない‥。好き‥だよ…」
「じゃあ、なんでここに来なくなったの?」
「あなたがこわかったの…」
「こわい?俺があんたを襲うから?」
あの人との思い出が甦り、私は顔を赤くしながら首を横にふった。
「すきって‥言ってくれないから…」
私の言葉に、あの人は驚いた顔をした。
きっと、そんなことで不安になってた私をまた変な奴って思ったのかもしれない。
だけど、私の気持ちを伝えなきゃ…。
もう、嘘はつきたくない。
「ここに来るのがこわかったの…。
あなたがいなかったらどうしようって…。
それに‥私達は教師と生徒だから…」
あの人は、私を力いっぱい抱きしめてくれた。
「ごめん‥ごめんな。
不安な思いさせて…。
たくさん苦しめて…。
俺、自分のことしか考えてなかった。
あんたがこんなに苦しんでたなんて思いもしなかった」
私は、あの人の優しさに触れられて嬉しかった。
嬉しくて、あの人の背中を抱き締めた。
あの人がそっと私に唇を重ねる。
唇を離したあの人が、
優しい眼差しで私に言ってくれた言葉‥
私はあの人の胸の中で、温かいぬくもりに包まれる。
ずっと、ずっと愛しかった温もりに…。
「なんだよ…俺、あんたに嫌われてると思ってた」
「嫌いじゃない‥。好き‥だよ…」
「じゃあ、なんでここに来なくなったの?」
「あなたがこわかったの…」
「こわい?俺があんたを襲うから?」
あの人との思い出が甦り、私は顔を赤くしながら首を横にふった。
「すきって‥言ってくれないから…」
私の言葉に、あの人は驚いた顔をした。
きっと、そんなことで不安になってた私をまた変な奴って思ったのかもしれない。
だけど、私の気持ちを伝えなきゃ…。
もう、嘘はつきたくない。
「ここに来るのがこわかったの…。
あなたがいなかったらどうしようって…。
それに‥私達は教師と生徒だから…」
あの人は、私を力いっぱい抱きしめてくれた。
「ごめん‥ごめんな。
不安な思いさせて…。
たくさん苦しめて…。
俺、自分のことしか考えてなかった。
あんたがこんなに苦しんでたなんて思いもしなかった」
私は、あの人の優しさに触れられて嬉しかった。
嬉しくて、あの人の背中を抱き締めた。
あの人がそっと私に唇を重ねる。
唇を離したあの人が、
優しい眼差しで私に言ってくれた言葉‥