【短】あの人と私~赤ずきんの恋~
気づくと私は、

あの人の瞳に見つめられながら、机の上に押し倒されていた。




「高橋君‥だめだよ…」


私はあの人を見つめて言った。



だって、もうほとんどの人は帰ってるけど、もし誰かが来たら‥。


それに、あなたは今日までこの学校の生徒…。





「もう誰も来ないよ」



あの人がいつもの自信に溢れた笑みを見せ、

私の脚に触れた。




「あっ‥」


あの人に触れられただけで、体中が反応してしまう。


あの人は、そんな私の服を楽しむように脱がせた。




「見‥ないで…」


私は顔を熱くしながら言った。




だって‥恥ずかしいよ…



あの人が意地悪するように、


私の全てを見つめてる…。




こんなふうに見られるなんて初めて…。





「俺があんたのあがり症を治してやるよ。
思いっきり恥ずかしい思いをしたら、大抵のことは乗り切れるようになるんだって」


「本当…?」


「試してみる?」













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