コノ想い届ケ
「__ってことなんだけど、零番組は自由でいいって。私は貴方たちに任せるよ。」
悠は部屋で話した。
もちろん、戦いになるかもしれない。
その時に何も出来なければただの邪魔者だ。
「俺は……行きたい。」
「私もですね。」
「俺も…」
「僕も…!」
「俺も行く。」
決まった。
悠は笑った。
「なら、私は貴方たちを守る。何があっても死なせない。絶対に。」
悠の言葉には何処か不思議と安心出来るものがある。
何故だかは誰にも分からない。
「で、私は明日一番組と行く。稽古だけは怠らないように。」
悠はいつも言っていた。
日々の稽古が大切だ。
いざという時にそれが発揮される。
耳が痛くなるほどに。
五人は聞き慣れてしまった。
「ご心配なく。いつも通りやりますから。」
中村は笑った。
そして、次の日を迎えるのであった。