咲き誇る花
「また青葉ちゃんの飯が食えると思うと嬉しいぜ~」
永倉が笑いながら言う。
「私も、永倉様は沢山食べますから、作りがいがあります」
青葉も微笑んだ。
膳を部屋に運び、
「緑を呼んできますから、先に食べていてください」
と、青葉は言うと、緑を呼びに行った。
「緑、朝餉どすよ。行きましょう?」
「はい。お母様」
緑は笑顔で青葉に付いてきた。
「申し訳ございません。待っていてくれたのですね?」