咲き誇る花
永倉は先に食べずに二人を待っていてくれた。
「どんなに腹が減ってても、皆で食った方が旨いからな」
「そうですね」
笑顔の永倉に青葉も微笑み返した。
そして朝餉を食べ、片付けをした後に青葉の記憶に残っている新選組についてを永倉に話した。
「総司と近藤さんのことは、青葉ちゃんの方が知ってるな」
永倉はそう言って笑った。
「確かに、そうかもしれませんね。私はお二人に付いていきましたから」
話し終えた後、青葉は新選組の皆の事を思い出していた。
「永倉様、生き残った新選組の方々は、どれくらいいるのですか?」