咲き誇る花
私は今江戸に住んでいます。
貴方がいないのは寂しいです。
そんなある日の事。
「すいませーん。城崎青葉さんは、いらっしゃいますか?」
玄関から男の人の声が聞こえた。
「はい?」
青葉は玄関を開けた。
するとそこには、
「永倉様!?」
元新選組二番隊組長の永倉新八が立っていた。
「久しぶりだな、青葉ちゃん」
昔のままの永倉が、笑顔で笑いかける。
「本当にお久しぶりですね。どうぞ、上がってください」
青葉は永倉を玄関に通した。