散る頃に咲く花~番外編~
西本願寺に移動したある日のこと、
「青葉~、甘味処行こうぜ!」
藤堂が誘ってきた。
「甘味処、ですか?」
「あぁ!店に直接行かないと食べれないできたての団子とか饅頭があるんだぜ。だから行こう!」
「はい。」
藤堂の笑顔に負けて青葉も頷いた。
「美味しい。」
「だろぉ!?」
店で団子を口にした青葉はあまりの美味しさに驚いた。
「ちょっと温かくてもちもちしてて白い色がすげぇ綺麗でさ。俺、甘味の中で団子が一番好きなんだ!」