17歳の遺書
『お昼たべられる?』


なんか、食欲が出ない。
いや、すこしだるいので昼はいいです。
申し訳ないと思うが断る。

『そお、熱はないみたいだけど、先生呼ぶ?』
心配そうに聞いて来た。


いや、大丈夫です。
自分に言い聞かせるように言う大丈夫、大丈夫。
きっと美帆も悠希も許してくれる。
きっと、ゆうが決めたことだからといって笑ってくれる。





ああ、いつも頼ってばかりだ。いつもいつも迷惑かけて、俺はなんてちっぽけなんだろう。あの2人に比べて俺は....
なんて情けないだろう。









それでも決める。俺は....
手術を受ける。





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