17歳の遺書
離れていくゆうの影を見ていた。
『美帆っ!』
と響く愛しい人の声。もうけっこう遠くに感じる。
『なにー??』
と聞こえるように大きな声を出す。
”..........してる。”
ゆうは大きく口パクパクさせてつぶやく。
よく見えない。声に出して欲しい。
やっとの思いで見た言葉。
” あいしてる..... ”
そうして、ゆうはにかっと笑ってまたベットに横たわった。
『私も!』
誰よりもゆうのこと愛してる。ずっとずっと愛してるから.....