17歳の遺書
『これからも、俺のそばにいてくれる?』



『もちろん。ずっと、ゆうだけを見てる。ずっとずっと、ゆうだけを待ってる。ずっとずっとずっと、ゆうだけを愛してる。』



『俺も。美帆だけを一途に命をかけて愛すよ。』



『ねぇ、好き。』


『俺も大好き。』


『わたしの方が好き。』

何度繰り返しただろう。
お互いの愛を確かめ合って、喜んで、
2人で求めあって.......



美帆のためなら、美帆が満足してくれるまで、何度だって言うよ。


『俺、今美帆が思ってること、わかるよ。』

『私も、ゆうが思ってることわかる。』

『本当に?じゃあさ、せーので言おうよ。』


『いーよ。じゃあ、』




『『........せーの!』』





俺は全部の思いを込めて言うよ。
今までの思い出も、これからの未来も。全部大事にしていきたい。


俺は美帆がいれば生きていける。
幸せだって感じられる。




”いつもありがとう”




そして.......
『『世界で一番愛してる。』』




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