17歳の遺書

『美帆。』

何回も聞いた私を呼ぶ愛しい人の声。

想いが伝わらない日も、
ゆうを想って1人で涙を流した日も、
暖かさを探し求めた日も、
2人で愛を確かめ合って、
約束を交わした日もあった。


『結婚しよう。』

”早すぎる”
こんな風に言われるかもしれない。

”まだだめ”
そう反対されるかもしれない。



だけど、それでも、私はゆうと生きて生きたい。

ゆうとなら、どんなに辛いことがあったって生きていける。

私の辛さを、悲しさを全部幸せに変えてくれる。


ゆうはそんな人だから......


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