17歳の遺書
いつの間にか、観覧車は一周して、
なぜかさらにもう一周している。
『綺麗だね。』
ゆうが、星空のように、綺麗な声でつぶやく。
『うん。』
止まらない涙をゆうは拭ってくれる。
私の隣で、何よりもきれいに笑ってくれる。私だけを見てくれる。
『ねぇ、ゆう。』
『ん?』
『好き、本当に。私、工藤優太が好き。』
『美帆も、工藤になるんだよ。』
『あ、そうだね。うれしい。』
『俺も、愛してる。もう、奥さんだもんな。幸せにする。』
『私の方がずっと好きだよ。』
『ううん、俺だって。』
何度も繰り返した、幸せな時。
ゆう.........
『世界で一番愛してる。』
何よりも、大切で、大切で。
愛しくて、切なくて、はかなくて。
『俺も、世界で一番愛してる。』
夜空には変わらず綺麗に星が輝いていた
なぜかさらにもう一周している。
『綺麗だね。』
ゆうが、星空のように、綺麗な声でつぶやく。
『うん。』
止まらない涙をゆうは拭ってくれる。
私の隣で、何よりもきれいに笑ってくれる。私だけを見てくれる。
『ねぇ、ゆう。』
『ん?』
『好き、本当に。私、工藤優太が好き。』
『美帆も、工藤になるんだよ。』
『あ、そうだね。うれしい。』
『俺も、愛してる。もう、奥さんだもんな。幸せにする。』
『私の方がずっと好きだよ。』
『ううん、俺だって。』
何度も繰り返した、幸せな時。
ゆう.........
『世界で一番愛してる。』
何よりも、大切で、大切で。
愛しくて、切なくて、はかなくて。
『俺も、世界で一番愛してる。』
夜空には変わらず綺麗に星が輝いていた